初回のみ、セットアップウィザード画面が表示されます。この画面ではX-MONの動作に必要な管理者のパスワード設定、メールの送信設定等が可能です。
監視設定を行うには、まずホストの登録作業が必要となります。
「ホスト管理」の新規作成画面からホストの名称やIPアドレスを入力してホストを登録します。ホストの監視や障害時の通知もここで行います。
X-MON 3系からはホストにSNMPやWMI(Windows用)の認証設定を入力しておくことで、このホストにSNMPやWMIを使った個別の監視を追加する際の認証設定を自動補完できるようになりました。
また登録された認証設定を元に、X-MONからの疎通状況を管理画面より確認することができます。
IPアドレスの範囲を指定し、その範囲で検出されたホストを一括でX-MONへ登録することができます。
監視対象となるLinuxやWindowsサーバより専用のコマンドを実行することで、X-MONサーバにホスト・サービスの登録ができます。
監視に必要なSNMP・NRPE(NSClient++)・WMIなどのエージェントも、自動でセットアップが可能です。
「ホスト管理」からサービスを追加したいホストの「サービス設定」を開き、ここでサービスの作成を行います。
「サービスの作成」画面では、監視に使いたいテンプレート(サービス監視用コマンド)、障害発生・復旧時の通知先、監視時間帯等の設定ができます。
監視のテンプレートによっては、応答時間やリソースの使用率に応じて閾値を設定することができ、その閾値もこの画面で設定できます。
ベンダーが提供するプライベートMIBに含まれるOID定義を確認し、サービス登録を行うことができます。
ホストやサービスをグルーピングしておくことでグループ毎にまとめて表示することができます。
テスト実行を行い実際の監視結果を確認しながら登録することができます。
複数の監視サービスを「監視パッケージ」としてひとまとめにすることができます。
監視パッケージ内の個々のサービスには、あらかじめ閾値や通知設定、エスカレーション設定等も設定しておくことができます。
似たような構成のホストをいくつも監視設定する場合に、あらかじめ監視パッケージを用意しておけば、監視追加が容易になります。
「時刻設定管理」で監視対象時刻や通知対象の時刻を設定することができます。
例えば、平日9時~18時とそれ以外の時間を別々に設定しておき、時間帯と曜日によって通知先を分けることも可能になります。
監視を除外する時間帯を設定することができます。
例えば、深夜にバックアップジョブが動き、必ず高負荷になるシステムの監視を除外するといった使い方ができます。
すでに登録されているホスト、またはサービスの設定を一括で変更することができます。
例えば、担当者が変わって複数のホストやサービスの通知先を一括で変更したい場合等、1つ1つ設定変更を行う手間を省くことが可能です。
監視ホストとサービスの登録をCSVファイルより一括登録することができます。
大量のホスト、サービスを追加する際も、CSVファイルを使うことで負荷を削減できます。
また、監視ホストとサービスの設定情報をエクスポートすることも可能です。
ホストにはアイコンを設定することができ、ホスト・サービスの一覧表示やマップ画面でアイコンつきで表示させることができます。
アイコンの画像は任意のものをX-MONへアップロードして登録することもできるので、実機の画像等わかりやすい画像を使うこともできます。
あらかじめ必要なドキュメントをX-MON上にアップロードしておくことで、障害対応手順や運用に必要な情報を参照できます。
障害発生時に該当サービスを開くだけで手順書や連絡先の資料を開くことができます。
X-MONの設定情報、グラフ、ログ等をバックアップすることができます。バックアップは5件までX-MON上に残すことができ、過去のバックアップから設定のリストアを行うこともできます。
また、バックアップファイルのダウンロード及び削除、ダウンロード済みファイルのアップロードも可能です。
X-MON上のユーザアカウントの権限は以下のように分類されており、必要に応じた権限のユーザを作成して運用することができます。
システム管理者 | 全ての操作が実施できます |
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運用責任者 | 監視設定の変更が実施できます。 システム管理者の権限のうち、X-MONライセンス登録などのX-MONの稼働に大きな影響を与える機能が制限されています。 監視業務のうち、監視設定変更など責務の高い業務を実施するユーザの利用を想定しています。 |
オペレーター | 監視業務を実施するユーザの利用を想定しており、監視設定の変更が実施できない権限です。 |
閲覧者 | 監視メニューのみ閲覧が可能なユーザです。 閲覧可能なホストはホストグループ単位で制限でき、そのユーザが管理するシステムの情報だけをX-MONで提供するといった使い方ができます。 利害関係者など、監視状況を閲覧するユーザの利用を想定しています。 |
通知ユーザ | 障害/復旧通知の受信のみ行うユーザです。X-MONへのログインはできない権限です。 |
ユーザとLDAPサーバのアカウントを紐づけ、LDAPサーバのアカウント・パスワードによってX-MONへログインすることができます。
X-MONにログインせずに、監視結果の取得や監視設定の変更を行うことが可能です。
操作可能なリクエストメソッドに関しては、サポートサイトにて配布しております「X-MON APIドキュメント」よりご確認ください。
X-MON API 機能を利用する場合、アクセスキーを発行する必要があります。
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